ロックの名盤をご紹介#3 Don't look back

ドント・ルック・バック(DON'T LOOK BACK)/BOSTON

これまでにアメリカだけで1700万枚以上、全世界では2,000万枚以上を売り上げているデビュー・アルバム『幻想飛行』(1976年) から2年振りに発売された。

売り上げでは前作に軍配が上がるものの、全米3位止まりだったのに比べ、本作では初の1位を獲得した。また、作品発表時の衝撃からもファーストの方が名盤と呼ばれることが多い。

しかし、本作において、メロディアスな曲調とダイナミックな展開、そして、絶妙なハーモニーワークが、頭の中をぐるぐる駆け回り、溢れんばかりの音の洪水に衝撃を受ける、タイトル曲「Don't Look Back」を始め、「F「It's Easy」、「A Man I'll Never Be」といった珠玉のバラードなど、収録された楽曲のクオリティが高い。

当時、これほどダイナミックなギター・サウンドは聴いたことがないと言われ、ハーモナイザーやオクターバーを駆使した、トム・シュルツ究極のギター・サウンドはプロミュージシャンからも垂涎の的であり、あのランディ・ローズもクワイエット・ライオットの2ndアルバム収録の"TROUBLE"と言う曲で、ボストンのサウンドをかなり意識した、と語っている。

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