日本のロックの歴史#022


ビートロックの興隆

■BOOWY
82年にアルバム『MORAL』でデビュー。ライヴ活動を精力的に展開し、85年『BOOWY』で脚光を浴びる。翌年には初の日本武道館ライヴの開催、アルバム『BEAT EMOTION』が初登場1位を獲得、続く『PSYCHOPATH』と共に、当時のロックバンドのアルバムとしては異例のミリオンセラーを記録するなど、名実ともにトップ・バンドの地位を築くが、87年12月に解散宣言。翌年4月の東京ドーム公演〈LAST GIG〉で幕を閉じる。以降、各メンバーはソロで活動。多くのバンドに影響を与えるスタイルを確立した。

■UP-BEAT
1981年、広石武彦を中心に結成される。86年にシングル「Kiss...いきなり天国」でデビューすると、80年代後半のバンド・ブームを牽引。87年のシングル「KISS IN THE MOONLIGHT」がフジテレビ系ドラマ『同級生は13歳』の主題歌に採用されヒット、注目される。その後も「Rainy Valentine」などのヒットを放つが、メンバー脱退もあり、95年に解散。

■BUCK-TICK
1985年に結成、87年にメジャー・デビュー。翌年の1stシングル「JUST ONE MORE KISS」がヒットし、日本レコード大賞新人賞に輝く。89年、3rdアルバム『TABOO』の1位で名実共にトップ・アーティスト入りするが、今井のLSD所持による逮捕で約半年間の活動を休止する。12月、東京ドームにて『バクチク現象』と題したライブで復活を遂げ、43000人を動員。以降、バンドの音楽性はオルタナティヴ、エレクトロニカなど、ポップスを主軸に様々なジャンルに変化し続けており、アルバムごとに異なるアプローチを打ち出している。2020年『ABRACADABRA』までオリジナル・アルバム22枚をリリース。

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