日本のロックの歴史#016

ヘヴィ・メタルの時代

■LOUDNESS
1981年、レイジーの解散後、高崎晃(g)、樋口宗孝(ds)、田中宏幸(b)がヘヴィ・メタル・バンドの結成を目指す。田中の脱退後、山下昌良(b)、元アースシェイカーの二井原実(vo)を加えて結成。同年11月に『誕生前夜』でデビュー。85年には『サンダー・イン・ジ・イースト』で世界デビュー、日本で4位、全米でも最高74位をマークした。88年の二井原脱退後、メンバー・チェンジを繰り返しながら今日に至る。

■44MAGNUM
1977年に結成し、大阪を中心にライヴ活動を展開。多田かおるの少女マンガ『愛してナイト』に44マグナムをモデルにしたバンドが登場して注目を集める。83年にアルバム『デインジャー』でメジャー・デビュー。当時としては珍しいメンバー全員が髪を金髪に染め、ケバケバしい化粧をした派手目なルックスが話題となる。89年に解散。その後、2002年に再結成し、デビュー30周年となった2013年には、病気療養のポールに代わり息子のスティーヴをヴォーカルに迎えアルバム『BEAST』を発表し、ツインヴォーカル体制となる。

■EARTHSHAKER
1978年に結成。80年に二井原が脱退し、LOUDNESSへ参加する。83年、音楽評論家の伊藤政則プロデュースによる1stアルバム『EARTHSHAKER』を発表。44MAGNUMやLOUDNESSなどとともに80年代のハードロック/ヘヴィメタル界をリードする。94年に解散するも、99年に再結成。ライヴを中心に活動を展開している。

■VOW WOW
1982年のレディング・フェスティバル出演、83年の英国ツアーを行うなど海外での活動が活発化する中、斉藤光浩(g)が脱退。それに伴いバンドの進化を問われた山本恭司(g)、佐野賢二(b)、新美俊宏(ds)のBOW WOWオリジナル・メンバーは、84年に 元NOIZの人見元基(vo) 、 元MOON DANCERの厚見玲衣(key) という日本トップクラスの実力派ミュージシャンを迎えた。 そして、バンド名もVOW WOW へと変え再スタートを切り、世界を視野に入れた活動を開始した。

■浜田麻里
1983年、LOUDNESSの樋口宗孝プロデュースによるアルバム『Lunatic Doll〜暗殺警告』でメジャーデビュー。80年代に女性ロックヴォーカリストの旗手として注目を集め、当時のハードロックジャンルとしては異例とも言えるアルバム売り上げを誇った。90年代からは海外にも進出し、世界的なシンガーとして活動する。

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